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新たな取り組みのご紹介(平成21年度)

安全で新鮮な魚介類を提供するための新たな試み。

魚津漁協では、高品質な水産物の均質化を目指して、流通過程の温度測定と水産物の状態を確認し、判断しやすく使いやすい鮮度指標のまとめに取り組んでいます。今年度は、平成21年度の実証を踏まえ、水産現場でも簡単に温度測定ができるような工夫を実証しています。

鮮魚の均質化を実現するために漁船から販売店までの温度管理実証

平成21年度は、1月中旬に、おさかなランドから県内消費地市場および販売店までのフードチェーンを対象として流通過程の魚箱内温度、周囲温度、および魚体表面温度を計測しました。今年度から測定を加えた魚体表面温度によって、水産物の温度把握をより正確に行う取組みをしました。

お客様の手元に届くまで

富山湾の水産物を漁獲して、お客様の手元に届くまでをご紹介します。

お客様の手元に届くまで工程表

温度管理実証

平成20年度の開発実証を踏まえ、より現場で温度測定がしやすい方法を検討して実施しました。

●使用した記録機能付き温度センサー

時刻と温度をメモリに蓄積できる温度センサーを利用して、温度の計測を行いました。

●温度センサーの設置方法の改善

平成20年度の開発実証では、温度センサーを魚倉やトラックのカーゴ内に直接貼り付けて設置していました。しかし、この方法では取り付けや取りはずしに手間がかかり、回収しにくいことが課題でした。
今年度の実証では、センサーの設置や回収が簡単にできるように、ペットボトルを利用した温度センサーの設置方法の改善を実証しました。

温度センサー本体温度センサー本体
センサーをペットボトルに固定センサーをペットボトルに固定
ペットボトルの水の量を調節ペットボトルの水の量を調節することで魚倉内の上下位置を調節可能
ペットボトルは調達しやすく大きさも手ごろで持ち運びやすいペットボトルは調達しやすく大きさも手ごろで持ち運びやすい。また比較的目立つので回収忘れや紛失などの防止にもなる。
センサーを付けたペットボトルをカーゴ内に設置し温度を測定
センサーを付けたペットボトルを箱内に設置し温度を測定
●魚体表面温度の測定

今年度は、対象魚の表面温度を、非接触型温度計で測定しました。
箱内温度に加えて水産物の表面温度を測定することで流通過程でのポイントにおける水産物の温度の実態を、より正確に把握することができました。

測定風景水産物の表面温度の測定
非接触型温度計非接触型温度計

実用的な鮮度指標の開発実証

実用的な目安とするために、チェック項目をシンプルにして判断しやすい方法を検討しています。
また、対象魚は魚津の代表的な魚種を例に区分して、見やすいように整理しました。

産地鮮度指標の例

(1)フクラギ、ブリ

  チェック事項 鮮度指標
A B C
1 硬直度 硬直前 まっすぐ硬直している 反り返っている
苦悶死のものも混じる
2 外見 太っている 腹部のハリ方が
不自然に見える
エラ元が開いている
3 ウロコ落ち
スレ具合
表面がきれい 一部スレが見られる ウロコや表面の
色素が落ちている

(2)アジ類

  チェック事項 鮮度指標
A B C
1 硬直度 硬直前 まっすぐ硬直している 反り返っている
苦悶死のものも混じる
2 外見 きれいな流線型 腹部のハリ方が
不自然に見える
体色が白く
腹割れが見受けられる
3 ウロコ落ち
スレ具合
表面がきれい ウロコ落ちのものが
見られる
スレやキズのものが
見受けられる

(3)イカ類

  チェック事項 鮮度指標
A B C
1 硬直度 透明 部分的に体色(茶系色)
が出ている
全体的に体色(茶系色)
が出ている
2 外見 硬直前で弾力がある 硬直しているものも混じる 耳や足が開いている
3 共食いの程度 なし 一部ものについてあり 表皮のめくれや共食いが
見られる

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