水産物では、高品質化を目指す取組みは、数多くありますが、魚津漁協では更に高品質な水産物の均質化に取り組んでいます。
平成20年度は、12月から2月までの冬季について、フードチェーン全体の魚倉や魚箱(通い箱)の内部、周囲温度を計測し、流通温度の実態を計測し,真のコールドチェーンで魚津産の水産物を皆様に提供することを目指しています。
富山湾の水産物を漁獲して、お客様の手元に届くまでをご紹介します。
生産から販売までの温度管理の状況を計測し、高品質、均質化を実現するために、改善すべき点を明らかにし、各事業者と日々の作業の中で、改善できる点を検討しながら、進めています。
時計とメモリを備えた温度センサを利用して、温度管理の実態を計測しました。
定置網で漁獲する魚津漁業協同組合に所属する組合員の漁船に温度センサを取り付けて、魚倉の温度を計測しました。
また、魚津漁業協同組合の職員も実際に乗船し、氷の使い方をはじめ、温度管理の状況を調査しました。
定置網の漁船
漁船の周囲温度計測用
温度センサを取り付ける魚倉
魚倉への温度センサ取付
魚倉への温度センサ取付
魚倉に氷を入れる(水氷で締めるための準備)
氷を入れた魚倉
漁獲した水産物を魚倉へ(氷締め)
魚倉の水産物(氷締め中)通い箱を使って、魚津おさかなランドから専用の運送トラックで愛知県の販売店まで水産物を運び、通い箱内とその箱の周囲の温度を魚倉の温度計測で利用したものと同じセンサで計測しました。
また、鮮度等級(案)をより実用的な等級にするため、水産物の状態を定期的に確認しました。
通い箱
通い箱の保冷状態を確認する
通い箱内の水産物
専用トラック内の通い箱
走行中の専用トラック
販売店に到着した水産物
通い箱内の水産物の鮮度チェックと小分け
到着後の水産物の鮮度状態を下表を検討しています。来年度以降、より実用的な鮮度等級を開発する予定です。
これまで規格化されず一方通行であった水産物流通に通い箱の導入や地場で使い捨てとなっている発泡スチロール魚箱の一部を再利用可能とする通い箱方式魚箱に改善し、資源有効活用を図ると共に流通コストを削減することを目的に、実フードチェーンでの開発実証を行っています。
この新たな試みは、水産庁 水産物流通構造改革事業の補助を受けて、実施しています。